理念・フィロソフィー

社会保険労務士法人Next Partnersが、何のために存在し、何を大切にして働くのかを言葉にしたものです。 日常の共通言語として、また評価・面談や採用、対外発信の土台として、折にふれてご覧ください。 完成品ではなく、運用しながらエピソードを実話に差し替え、毎年育てていく「生きた文書」です。

理念体系 みんな違っていて、いい 理念 ミッション ビジョン バリュー7項目 10年後物語 対外発信版

理念体系の全体像

私たちの理念体系は、4つの層でできています。

名称問い内容
理念(フィロソフィ)私たちは何者か一人ひとりが変化・挑戦を楽しみ、一人ひとりが新しい世界に変えていく
ミッション何のために存在するか働くすべての人が、仕事を通じて成長し、豊かな人生を実現する
ビジョンどんな事務所を目指すか医療機関の適正な雇用を支え、質の高い医療の提供に貢献する事務所
バリュー日々どう行動するか動・成・元・解・改・感・守 の7つ

理念が土台にあり、ミッションが存在意義を定め、ビジョンが目指す姿を示し、バリューが毎日の行動に落とし込む。 上から読めば「想いから行動へ」、下から読めば「毎日の行動が理念の実現につながる」構造です。 そしてこの体系の先に「10年後物語(2036年の姿)」があります。

この体系を貫く前提 — みんな違っていて、いい

私たちの理念は「一人ひとり」から始まります。その根っこには、「みんな違っているのが自然なこと」という前提があります。

得意なことも、大切にしていることも、仕事の進め方も、人それぞれ違います。その違いは、直すべき欠点ではなく、チームの強みです。同じ人が5人いる事務所より、違う5人がいる事務所のほうが、多様な顧問先の多様な悩みに応えられます。

だから私たちは、自分と同じであることを、相手に求めません。仲間に対しても、顧問先に対しても。「普通はこうだ」「自分ならこうする」を押し付けるのではなく、まず相手の違いを面白がり、理解しようとする。バリュー「解」も「感」も、この前提の上に立っています。

ただし、違いを認めることは、何でも許すこと(なあなあ)ではありません。守るべき一線——バリュー「守」・法令・約束・そして理念とバリューそのもの——は全員で共有します。 そのうえで、そこに至るやり方や個性の違いは尊重する。それが私たちの「みんな違っていて、いい」です。

P | 理念(フィロソフィ)
一人ひとりが変化・挑戦を楽しみ、一人ひとりが新しい世界に変えていく

この理念の主語は「事務所」ではなく「一人ひとり」です。代表も、入職1年目のスタッフも、等しく主語です。

社労士業界は今、大きな変化の中にあります。手続の電子化、AIの実用化、働き方をめぐる法改正の加速。「今までどおり」が最も危険な選択になる時代です。しかし私たちは、この変化を脅威ではなく楽しみと捉えます。新しいツールが出たら触ってみる。新しい制度ができたら誰より先に学ぶ。うまくいくかわからない仕事にも手を挙げてみる。その一つひとつの小さな挑戦が、私たち自身を変え、顧問先を変え、やがて「働く」という世界そのものを変えていきます。

「楽しみ」という言葉をあえて入れているのは、悲壮感のある挑戦は続かないからです。変化を面白がれる人の周りには、人も情報も集まります。私たちは、変化を面白がる集団でありたいのです。

M | ミッション
働くすべての人が、仕事を通じて成長し、豊かな人生を実現する

「働くすべての人」には、3つの円が含まれています。

社労士は「労使トラブルを防ぐ仕事」と説明されることがあります。それは間違いではありませんが、守りの半分でしかありません。私たちは、働くことが「生活のための我慢」ではなく「成長と豊かさの源泉」になる職場を、顧問先と一緒につくります。そしてそれは、私たち自身の職場がそうなっていなければ、説得力を持ちません。

私たちは、顧問先(事業主)から報酬をいただき、顧問先を支援する立場です。 同時に、事業主・職員・患者(顧客)の三者にとってより良い環境をつくることが、結局は事業主の利益にもなる——この確信が、私たちのミッションの根拠です。

V | ビジョン
医療機関の適正な雇用を支え、質の高い医療の提供に貢献する事務所

私たちは、医療機関の労務に強みを持つ事務所です。医療の現場は、人がすべてです。医師・看護師・医療事務——スタッフが安心して働けない医療機関では、質の高い医療は提供できません。

「適正な雇用」とは、法令を守ることだけではありません。採用の入口(労働条件の明示・雇用契約)から、日々の運用(給与計算・勤怠・評価)、そして出口(円満な退職)まで、雇用のすべての段階が、働く人にとっても経営にとってもフェアで納得感のある状態を指します。

私たちが労務の裏側を固めるから、院長は診療に集中できる。職員は安心して患者さんに向き合える。その先に、質の高い医療がある。私たちは医療従事者ではありませんが、医療の質を支えるチームの一員である——この自負がビジョンの核です。

バリュー — 7つの行動指針

バリューは、理念・ミッション・ビジョンを毎日の行動に変換する装置です。漢字一文字に凝縮しているのは、朝礼で、面談で、日常会話で、すぐ口に出せるようにするためです。「それ、『動』だね」「今の対応は『感』が効いてたね」と呼び合える共通言語にしてください。

等級別の期待行動は、次の3段階で示します。

1等級 アシスタント
指示・手順のもとで確実に実践できる
2等級 スタッフ
担当業務・担当顧問先で自ら実践できる
3等級 シニア
事務所全体・後進に対して実践を広げられる

10年後物語 — 2036年のNext Partners

「質の高い医療を提供するには、Next Partnersのサポートが絶対必要」と言われる。

朝9時。事務所のミーティングは、今日も10分で終わる。

夜間のうちにAIが仕分けた顧問先からの相談は23件。うち19件は、AIが下書きした回答をスタッフが確認して、始業前にもう返信済みだ。ミーティングで話し合うのは、残りの4件——AIには任せられない、人と人との機微が絡む相談だけ。「この院長、本音は別のところにありそうだね」「じゃあ午後、私が電話で聞いてみます」。私たちの仕事は10年前と変わらず、質問で本当の課題を見つけることだ。変わったのは、それ以外のほぼすべての作業に、人の手がかからなくなったこと。

午後、新規の問い合わせが入る。都内で3院を運営する医療法人。紹介元は、10年来の顧問先の院長だった。電話口の理事長は言った。「〇〇先生に相談したんです、いい社労士さんいないかって。そうしたら『採用と定着で悩んでるなら、Next Partnersさん一択だよ。うちが質の高い医療を提供できているのは、あそこのサポートがあるからだ』と言われまして」

夕方。入職3年目のスタッフが、初めて一人で担当した顧問先の「職員定着率レポート」を嬉しそうに見せに来る。1年前に一緒に設計した評価制度が定着し、離職がゼロになったクリニックだ。「院長より先に、看護師長さんが喜んでくれたんです」。彼女は入職したとき、社会保険の「し」の字も知らなかった。今は、クリニックの組織づくりを語れる。私たちの事務所自身が、「働くことを通じて成長と豊かな人生を実現する」場所であり続けている。

18時、全員が退勤する。明日は在宅勤務の者もいる。子どもの行事で午後から抜ける者もいる。それでも仕事は回る。10年かけて、私たち自身の職場を、顧問先に胸を張って見せられる「働き方のショールーム」にしてきたからだ。

医療の現場で働く人が、安心して患者さんに向き合える。その裏側を、私たちが支えている。2036年、「質の高い医療を提供するには、Next Partnersのサポートが絶対必要」という言葉は、営業トークではなく、顧問先が自分の言葉で語る事実になっている。

※ この物語は「予言」ではなく「設計図」です。ここから逆算して、今年・今期の目標を決めます。細部(AI活用・働き方・紹介の連鎖)は毎年の振り返りで書き換えて構いませんが、核となる一文だけは変わりません。

対外発信用 理念ステートメント(1ページ版)

※ HP・会社案内・採用資料への掲載用抜粋。

理念
一人ひとりが変化・挑戦を楽しみ、一人ひとりが新しい世界に変えていく

ミッション
働くすべての人が、仕事を通じて成長し、豊かな人生を実現する

ビジョン
医療機関の適正な雇用を支え、質の高い医療の提供に貢献する事務所

私たちの7つの行動指針(バリュー)

評論せず、行動し、実践できる。
新しい経験や学びを楽しみ、人や組織の成長を喜べる。
明るく元気を与えることができる。
適切な質問により、課題を発見し、解決できる。
数値を管理し、経営改善できる。
良いと感じた事を伝え、感謝できる。
法令遵守を推進する。

医療の現場は、人がすべてです。スタッフが安心して働ける医療機関でなければ、質の高い医療は生まれません。私たちは、雇用契約から給与計算、評価制度、労務トラブルの予防まで、医療機関の「人」にまつわる裏側を支える専門家集団です。院長が診療に集中でき、職員が患者さんに向き合える——その環境づくりを、行動で支えます。

評価制度について
評価制度(等級・評価項目・評価シート・運用ルール)は現在調整中です。確定後、このNEXUS上に追加して周知します。

改訂履歴:2026-07-07 初版ドラフト / 2026-07-08 第2版(表現磨き案を確定:理念B・ミッションA・ビジョンA、補足の行動指針を追記)/ 2026-07-08 第3版(前提「みんな違っていて、いい」を追記)